鳥取県の港町・境港。JR境港駅を降りた瞬間から、妖怪の世界が広がります。
駅舎には「鬼太郎駅」の看板、ホームには目玉おやじのイラスト。子どもが思わず立ち止まる可愛い仕掛けがいっぱいです。ここから始まる約800メートルの通りが、全国でも有名な観光スポット「水木しげるロード」。2歳の子どもと一緒に、ゆっくり妖怪たちに会いに行ってきました。
妖怪だらけの通りをのんびり散歩
水木しげるロードには、鬼太郎やぬりかべ、ねずみ男など、170体以上の妖怪ブロンズ像がずらり。
2歳児にとっては、まるで宝探しのよう。「これ、だれ?」「あっ、見つけた!」と指をさしながら一歩一歩進みます。道は広くて段差も少なく、ベビーカーでも快適。観光地ながらもどこかのんびりした空気で、小さな子ども連れにもやさしい場所です。

途中で出会う「鬼太郎ポスト」や「妖怪ベンチ」は絶好の写真スポット。
うちの子は、ぬりかべの前で腕を広げて真似をしてくれました。そんな姿に笑いながら、親もつい夢中にシャッターを押してしまいます。

カフェとおみやげでひと休み
通り沿いには、妖怪をテーマにしたお店がたくさん。
「妖怪茶屋」では目玉おやじのアイスや鬼太郎ラテなど、見た目も楽しいスイーツが味わえます。
ちょっと休憩しながら、子どもにはジュースを、大人は甘い時間を。
また「妖怪饅頭」や「ねずみ男どら焼き」など、お土産もユニーク。
子どもが飽きたころに「次はどのお店見る?」と声をかけると、また元気を取り戻してくれます。
水木しげる記念館で世界を知る
水木しげるロードの中央あたりには「水木しげる記念館」があります。
2024年にリニューアルされた館内は明るく広く、ベビーカーもOK。

アニメ映像や立体展示もあり、小さな子でも楽しめる内容です。
大人は水木しげるさんの人生や、妖怪たちが生まれた背景にじっくり触れることができ、世代を超えて“妖怪の魅力”を感じられます。

夕方のライトアップは必見
日が沈むころ、水木しげるロードはもう一度違う顔を見せます。
妖怪像がライトに照らされ、影がゆっくりと伸びていく――2歳の子には少しドキドキする時間かもしれませんが、「おばけ、ねんねしてるね」と笑っていました。怖いというより、どこか優しい雰囲気。昼と夜、両方の顔を楽しめるのもこの通りの魅力です。
小さな子連れ旅にぴったり
ロード全体が平坦でベビーカーも安心!
トイレや休憩所が点在していて助かる!
記念館は屋内なので雨の日でもOK
駅から徒歩すぐ、移動もスムーズ
アクセス
JR境港駅を出てすぐ目の前。松江駅からも電車一本で約1時間。
車なら無料駐車場もあり、観光の拠点にしやすいです。
さいごに
水木しげるロードは、ただの観光地ではなく、親子で“妖怪と共に過ごす時間”を感じられる場所。
2歳の子が「また行きたい」と笑ったその顔を見て、この町のあたたかさを改めて感じました。


